庚申山、鋸11峰 鋸山
栃木県日光市
庚申山(1,892m)、鋸山(1,998m)、
【登山日】 2006年 5月25日
【登山コース】
銀山平[5:37]→一の鳥居[6:23]→旧猿田彦神社[6:57]→合流点[9:18]→[9:51]庚申山[10:05]→地蔵岳[10:55]→白山[11:34]→[12:18]鋸山[12:32]→六林班峠[13:17]→庚申山荘[15:40]→一の鳥居[16:38]→銀山平[17:31]
皇海山には、昨年栗原川林道から登った。そのときに皇海山にはがっかりしたが、鋸山はとっても印象に残った。そこで以前から計画を温めていた庚申山荘から鋸山周回コースを歩くことにした。
新緑の登山道 旧猿田彦神社 今回は長時間の歩きであるため、早朝に銀山平の林道ゲート付近に到着した。旧猿田彦神社までは以前に来たことのある道であり、林道のため迷うことなく進める。久しぶりに見る「天狗の投石」は相変わらず不思議な光景である。一の鳥居から山道となる。天気も良く、新緑の中はまさに萌えあがるような緑である。鏡岩、夫婦蛙岩、仁王門などの名の付いた巨石を見ながら進む。途中にはツツジも咲いていた。やがて旧猿田彦神社の小広場に着く。ここまでは足取りも軽く、順調に歩くことができた。
皇海山 庚申山山頂 しかし、好事魔多しである。以前来たときの道を勘違いし、地図の確認もしないで庚申山への登りに入った。予定では先も長いので直接庚申山へ登るつもりであったが、お山巡りに入ってしまった。その上、かなり歩いてからその景色で気がついた。今更戻るよりもこちらを歩くのも面白いと思い、お山巡りをして庚申山への道に合流した。お山巡りは新緑とツツジの花、そして青空でとても快適なのだが、余分に時間がかかってしまった。合流して30分ほど登ると木に囲まれた庚申山山頂に到着した。眺望はこの先の展望台がいいのですぐにそちらへ向かった。目の前には、皇海山が大きく見えその横には錫ヶ岳、日光白根山の雪を被った姿が見える。ここで少しゆっくりとした。
薬師岳 剣ノ山の梯子 これからがいよいよ未知の領域である鋸11峰に向う。鋸11峰は庚申山と鋸山を含み、順次、庚申山・御岳山・駒掛山・渓雲山・地蔵岳・薬師岳・白山・蔵王岳・熊野岳・剣ノ山・鋸岳とある。できるだけ山頂を確認しながら進もうと考えた。歩き始めすぐに御岳山の山頂標識があり、1時間弱で地蔵岳まで進み、すべて山頂標識を確認できた。ここから先は見晴らしも良くなるが、岩場も多くアップダウンも高低差がありきびしい。熊野岳の前にはロープ、剣ノ山にはアルミ梯子そして鋸山には鎖が付けられていた。山頂が確認できなかったのは蔵王岳のみであった。(後はすべて山頂標識あり)鋸山の頂上は皇海山の展望台としても実に気持ちのいい山である。
鋸山山頂 六林班峠 お山巡りで1時間ほど計画よりは遅れたが、体調天候ともに良好なので予定どうり六林班峠経由で帰ることにした。鋸山から大きく下り、笹原の稜線を進むと六林班峠に到着した。そこには真直ぐ進むと袈裟丸山の標識があった。そこから雪で倒された笹の歩きづらい道を下った。途中の斜面はいくつか崩落していた。かなり疲れたところで庚申山荘に到着した。その後は、来た道をひたすら戻り、銀山平にはどうにか明るいうちに到着することができた。このコースは鋸山までは面白いのだが六林班峠からの下りは単調で退屈である。
TOP 記録 2006
inserted by FC2 system