根本山〜椀名条山 アカヤシオ
群馬県みどり市、栃木県鹿沼市
根本山(1,199m)、宝生山(1,154m)、氷室山(1,123m)、椀名条山(1,059m)
【登山日】 2006年 5月 4日
【登山コース】
黒坂石[7:15]→合流点[9:06]→根本山[10:11]→宝生山[11:13]→[11:43]氷室神社[12:12]→椀名条山[13:19]→黒坂石[14:23]
ゴールデンウィークにはあまり道の混む所には行きたくないし、長い運転もしたくないと思い渡良瀬地域の山を物色した。その中で椀名条山は未踏で根本山方面へも周回でき、面白そうなので、出かけた。
迷い込んだ尾根 6時前に家を出たので、道は全く混雑がなく、順調に黒坂石キャンプ場に到着した。計画としては、ここから椀名条山に登り、氷室山、宝生山と周回して林道を戻るというものだった。しかし、林道の方向を誤ったこととネットの情報が古く椀名条山への道は不鮮明と思っていたことなどから取り付きから間違えてしまった。帰りに分かったのだがキャンプ場の管理棟から林道分岐を少し入った右に椀名条山登山口とはっきりした表示があったのだが、そちらではなく分岐を右に入り、椀名条山の隣の尾根に取り付いてしまった。沢に林業で利用したのか尾根に向う道が少しあった。この道はすぐに消えたが、藪もなくどこも歩ける斜面だったので、尾根まで上がった。この先は尾根に沿ってこのまま進む。ここらあたりでは椀名条山の尾根に平行しているのでまだ間違いに気付かず進んだ。しばらくアップダウンを繰り返し歩くうちに尾根が予想とは違い右に曲がり始めたあたりでどうやら間違ったらしいということに気がついた。しかし、今いったいどこに自分が居るのか全く分からなかった。
根本山頂上 黒坂石への分岐 地図を見るととりあえずこのまま進めば根本山から氷室山への稜線に当たるだろうと考えたので、道はないが歩くのには困らない稜線を進んだ。途中にはアカヤシオの見事なピークもあり、それなりに楽しい歩きである。やがて幾つ目かのピークに上がると突然登山道に飛び出した。道はこのピークで直角に曲がっていた。しばらくこの登山道を進むと『三境山 根本山 尾根コース』という看板があった。やっと自分の居場所がわかって一安心である。計画では根本山はなかったのだが、根本山を経由して最初の計画を逆回りすることにした。
十二山神社 気持ちのいい稜線歩き しばらく歩くと根本山が大きく見えてきた。しばらく行くと『根本山登山口』という看板があり、その先には鎖もあった。根本山に向って進むと黒坂石への分岐の看板もあった。急な登りを進み、どんどん高度を上げていく。途中後ろを振り返ると日光方面の眺望が見事である。根本山に到着すると中尾根の方から登ってきた人たちがたくさんいた。いつもならば、騒がしくて嫌いなのだが、今日は道迷いもあったせいか少し安心してしまった。ここから先は以前に歩いたことのある道なので登山道を十二山神社、宝生山と進んだ。この道はアップダウンも少なく、天気もいいため実に気持ちがいい。
氷室神社跡 宝生山 宝生山から氷室山に向うところで、調子に乗りすぎ再び道を間違えてしまった。氷室山手前の分岐を右に入りしばらく歩いてから気付き戻った。油断禁物である。本道に戻るとすぐに氷室山の山頂標識が2つあった。ひとつには1020m、もうひとつには1154mとある。どちらも間違いでは?そして、少しで氷室神社跡に着いた。ここは石積みや灯篭、石祠もあり神社があった形跡がはっきりとしている。だいぶ気温も上がってきたので日陰で昼食休憩を取った。
椀名条山 椀名条山登山口 ここから先が今回の主役である未知の椀名条山である。神社跡から進むと途中に石の祠がある。さらに進むと左側の斜面がすべて伐採された尾根に出る。尾根筋にはネットが張られ、1本だけ松の古木がある。そこを過ぎた先に、三角点と『椀名條山』の山頂標識があった。どうも山名板や案内板は皆『条』ではなく『條』と記されている。なんと言うこともない頂上を後にして下ると新緑の木道からヤマブキの咲く椀名条山登山口に出た。車を置いた分岐からわずかずれた場所であった。道を間違えてしまったが、最初の部分を林道歩きにすれば、面白いコースが歩けるようだ。
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