鼻曲山、留夫山、一の字山 小天狗から浅間山
長野県軽井沢町、群馬県安中市、高崎市
鼻曲山(1,655m)、留夫山(1,591m)、一の字山(1,336m) 
【登山日】 2005年11月 5日
【登山コース】
長日向バス停[8:27]→鼻曲山[9:41]→留夫山[10:45]→熊野神社[11:55]→軽井沢駅[13:23]
体慣らしの矢ヶ崎山を終えて、車を置くために軽井沢駅西の有料駐車場に向かった。車を駐車し、バスを利用して鼻曲山、留夫山、一の字山と縦走するために駅前のバス停に行った。
幻想的な林道 バス停にはもう何台かのバスが停車していたので、確認のためにバスの時刻表を見ていると、バスの運転手さんが声を掛けてきた。
《運》「何処まで行くの?」
《私》「長日向までです。」
《運》「急行バスだけど、お客さん居ないから停まってあげるよ。乗っていきなよ。」
《私》「どうもありがとうございます。」
ということで、長日向には鈍行バスしか停まらないのだが、運転手さんの好意により鈍行より出発の早い急行バスで、長日向に向かうことが出来た。(わずかな時間のことですがそのサービス精神が大変うれしい。)バスには軽井沢駅から長日向バス停まで乗客は私ひとりで、貸切状態であった。運転手さんに丁寧に挨拶をして、気分よく、いよいよ秋真っ盛りの軽井沢の山歩きをスタートした。
通行止めの分岐 大天狗 長日向のバス停からは別荘地の中を通る林道に入っていく。別荘地は紅葉よりも黄葉が目立ち、天気も朝よりは良くなってきた。別荘地を抜けると林道には通行止めのゲートがあり、その先は未舗装の細い林道となる。途中には案内看板がたくさんあり道に迷うことはない。林道には日が差してきて、木々の間に少し残るガスに当たり幻想的な景色となっている。やがてすっかり晴れて青空も現れくる。唐松に囲まれた林道を過ぎると、いよいよ本格的な山道に入る。この辺りから高度も上がり、噴煙を吐く浅間山が見え始める。1ヶ所通行止めの道を過ぎ、笹原の急な道を上がると鼻曲山の小天狗に到着する。ここからの浅間山方面は遮るものがなく、素晴しい眺めである。二度上峠方面の浅間隠山なども見える。ここで一休みし、さらにもうひとつのピークである大天狗に移動した。こちらからは角落山方面が見えた。
留夫山山頂 旧碓氷峠 鼻曲山から一旦下り振り返ると大天狗がちょうど遠くから荒船山を見たときのように平らな船のよう見えた。鼻曲山から留夫山までの稜線は群馬県側が切れ落ちた谷になっている。途中に霧積温泉への分岐を過ぎて、幾度かのアップダウンを繰り返し、大きく登り上げると留夫山の頂上に到着する。頂上には標石があり、山頂標識もあった。あまり展望は利かないが、遠くに先ほどの特徴的な大天狗が見える。留夫山から下り登り返すと少し広々とした尾根になり、ここら辺りが一の字山かなと探しながら進んだが、頂上は登山道から外れたところにあるようで、分からないまま過ぎてしまった。やがて、熊野神社のある旧碓氷峠に到着した。ここまで来るともちろん観光地となり、にぎやかである。熊野神社に詣で、見晴台のある公園で休み、自動車道を避けながら軽井沢の町へ降りた。後は逃げようもなかったので、場違いな繁華街を野暮な登山の支度で歩き、軽井沢駅の駐車場に着いた。
TOP 記録 2005
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