御飯岳、破風岳 御飯岳
群馬県嬬恋村、長野県須坂市 御飯岳(2,160m)、破風岳(1,999m)
【登山日】 2005年 8月 3日
【登山コース】
毛無峠[7:17]→毛無山[7:40]→御飯岳[8:53]→毛無峠[10:03]→破風岳[10:41]→毛無峠[11:16]
道がないために残雪期にしか登れないと聞いていた御飯岳に、激しい藪漕ぎをしなくても道がついていて登れるという情報をネットで得たので、早速出かけてみた。
毛無峠付近 毛無山のケルン 旧白根有料道路を進み、湯釜の先から万座温泉に向って進む。万座温泉を抜けて、小串鉱山跡のある毛無峠に向う。途中、道は舗装されていて走りやすい。最後の毛無峠付近は舗装が切れ、行き止まりとなる。車を停め、支度をして、地形図を確認して出発する。少しガスが巻いているが、小串鉱山跡の鉄塔を眺めながら斜面を登り始める。斜面には薄っすらと踏み跡がありそれに沿って毛無山に向う。すると峠に向って1台のRV車が入ってきた。登山者なのかと思ってみていると、どうも何かのパトロールのようで周りを見てから引き返していった。毛無山手前の斜面にはネットに覆われて何かが植生保護のためなのか生えている。そう時間もかからずに毛無山頂上に達すると大きなケルンが積まれていた。少しガスも晴れてきて、向かい側の破風岳の2つのピークが鬼の角のように見える。ここまでは何の問題もなく歩ける。
御飯岳山頂 下山時に見た御飯岳 毛無山頂上からは笹原を一旦鞍部まで下る。上から見ると笹原には薄っすらと道らしきものが見える。それに沿って進むと笹が朝露を含んでいるのでズボンが濡れてくる。鞍部からは御飯岳本峰に向って大きく登ることになる。笹自体はこの辺りでは背はあまり高くなく、腰丈程度である。足元の踏み跡はしっかりしており道に迷う事はない。傾斜の急なところを登ると笹原から樹林帯に入る。そこには目印に古びた赤テープとコーラの赤い缶が木に刺されていた。ここから一旦下り、もう一度背丈ほどの笹原を踏み跡に沿って登ると頂上に出る。(これは後で知った事だが上は笹が覆っていたが、足元は誰かが一度刈り込んで道をつけていたようだ。)山頂標識が2ヶ所付けられた頂上は樹林の中であまり見晴らしはよくない。樹林の間から長野方面は少し見えるが、ガスに覆われてどこの山かは確認できない。ここで一休みし、来た道を忠実に毛無峠まで戻った。
破風岳 破風岳山頂 毛無峠からは毛無山と相向かいの破風岳にも登る事にした。こちらは御飯岳とは違いはっきりとした登山道を登る。しばらく急な斜面を登ると土鍋山と破風岳の分岐に出る。ここから土鍋山にも登れるようだが、今回はこれから用事があり時間がないので破風岳だけに行く事にする。分岐からすぐのところが山頂らしく、岩の上に山頂標識と足元に赤い家庭用ポストが置いてあった。ここは先ほど向かい側から見た鬼の角の片方の位置らしく、絶好の眺望である。足元には毛無峠に駐車した車が小さく見え、御飯岳も見えるはずだったが、ガスが湧き上がってきて残念ながら見えない。しばらく待ったがガスは晴れず、諦めて分岐まで戻り、土鍋山方面への道を少し進み様子を見て下山した。大変な藪漕ぎであるはずの御飯岳に意外と簡単に登れ、大満足であった。
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