男体山 男体山三角点
栃木県日光市 標高 2,484m
【登山日】 2004年 5月22日
【登山コース】
ニ荒山神社[7:30]→三合目[8:05]→四合目鳥居[8:20]→七合目避難小屋[9:15]→[10:22]男体山[11:46]→ニ荒山神社[12:32]
日光方面の山は今までいろいろ登ってきたがその中心に位置する男体山だけは登らずにきた。それは以前浅間山に登ったときに独立峰にありがちな単調な直登コースに参ったことがあるからだ。男体山もどうやらそのようでずっと敬遠してきた。しかし、やはり一遍は登ってみるべき山だろうと考えて出かけた。5時半に家を出て、金精峠を越えてニ荒山神社には 2時間弱で到着した。
一合目石塔 ニ荒山神社には参拝者のほかに、登山者専用の駐車場が無料で提供されている。そこに車を置いて、身支度を整えて登拝口に向かった。男体山は全国でい唯一の有料登山となっているらしく、登拝口で500円を払う。ここで、名簿に記帳し、登拝のお守りとパンフレットをもらう。
シラネアオイ 登山道は最初から結構急で、真直ぐ上に向かった予想通りの単調なものである。登り始めてすぐの左奥に、シラネアオイの栽培地がネットに囲まれてある。その手前には温泉の噴出し口のようなものがあり硫黄臭い。男体山は全体的に鹿の害が多いようで、シラネアオイだけでなくその他の木々の根元も防護柵で囲まれている。登山道に沿った左側は薙に砂防ダムを作る工事をしているようで、3合目に出るとトラックや大型工作機械が大きな音を立てていた。
7合目避難小屋 途中より見た中禅寺湖 三合目から四合目の鳥居までは、工事用の舗装道路を大きくジグザグに登る。途中笹原の急な登りを使ってショートカットで行く。ツツジの花やシラカバの新緑は美しいが興醒めの道である。やがて、四合目登山口の鳥居をくぐり、再び山道となる。四合目からしばらくジグザグな道を登り、やがて岩の多いザレタ道に出る。後ろを振り返ると中禅寺湖や対岸の杜山などの眺めが良い。天気は朝に比べてだんだん悪くなってきて足尾方面の山々は雲に隠れ始めた。六合目から左の森の中に道は入る。道が再び岩だらけの斜面に出るとそこに7合目避難小屋がある。単独だとついついオーバーペースになり少々疲れてきたので、ゆっくりと休む。もっと上手にペース配分しなければ。
山頂手前の赤茶けた地面 山頂付近 7合目から8合目の瀧尾神社を過ぎる辺りまでは岩場の道が続き、その先は木の階段を登っていく。頂上間近になると砂は赤い火山灰のようなものとなり歩きにくくなる。左の端に祠のようなものが見え、正面に鳥居が現れるとそこが二荒山神社奥社である。奥社から志津乗越方面に向かうと鐘や岩の上に刀剣があり、その右に頂上の三角点がある。太郎山、女峰山大真名子、小真名子などが雲に霞んだ向こうに見える。戦場ヶ原も薄っすらと見ることができる。先ほど見えた端の太郎山神社の祠も回り、少し早いが昼食とした。男体山は多くの人が登るせいかごみも多く、昔ビン缶などのごみを穴を掘って埋めていたのが雨に洗われて、頂上付近に出ていたりとあまり気持ちの良い山ではない。下りは結構急な道をオーバーペース気味で降りたせいか久しぶりに翌日筋肉痛となった。今までになかった内腿にも筋肉痛があった。無理をせずゆっくり行こうと考えた。
TOP 記録 2004
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