平標山 ハクサンイチゲ
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町 標高 1,983m
【登山日】 2003年 6月10日
【登山コース】
元橋駐車場[6:49]→送電鉄塔[7:46]→松手山[8:28]→平標山[9:39]→山の小屋[10:11]→元橋駐車場[11:49]
昨日に続いて、今日も平日休みである。昨日は遠くに遠征したので今日は比較的近場でそろそろ花がいい平標山に行くことにした。昨年の同じ時期に平標山、仙ノ倉山に登ったがデジカメが壊れて何も撮れなかったので仙ノ倉山まで行こうと出発した。5時ちょっとすぎに家を出て、国道17号線で三国峠を越えて、登山口である元橋の駐車場についた。去年は、岩魚川林道から登ったので、今回は松手山から登ることにした。天気はいまいちで曇りがちである。登山道の入り口には、登山道整備工事中の看板が出ていた。
鉄塔手前の登り スタートから高度をぐんぐん稼ぐ急な登りを歩き始めた。途中には木の階段が増えていた。また、今回の工事自体も木の階段をもっと取り付ける工事のようで途中工事関係者とすれ違ったり、工事現場を通ったりした。傾斜が少し緩んだところに送電鉄塔がある。ちょうど1時間ぐらい歩いたので、水分補給も兼ねて、鉄塔の下で休憩した。鉄塔からさきは比較的周りの見える道が続いているが、天気が悪くなり、強い風と霧のため周りの見晴らしがない。風と霧で寒くなり雨具を付けて登った。やがて松手山頂上に着くと高年のグループが休んでいた。
ツツジ ハクサンイチゲの群落 道の途中には、アカヤシオ、ヤマツツジ、シャクナゲなどの花が咲いていた。さらに、風に煽られながら吹きさらしの道を踏ん張って進むとガスの中からハクサンイチゲの花畑が現れた。それはとても見事である。花畑には、近づくために踏み荒らされるので、登山道から外れて入るなというような標識があった。そのような行為でこの山の花はだいぶ踏み荒らされてしまったのであろう。相変わらずの強風と深い霧で何も見晴らしの利かない頂上に着いた。風の音はびゅうびゅうと唸りを上げている。これはたまらんと思い、早々に平標山山の小屋方面に木の階段を下り始めた。これでは仙ノ倉にいってもつまらないし、大変なので下山ということにした。
平標山山頂 霧の木道 木の階段を半分ぐらい下りると風は弱まりうるさいほどの風の音も静まってきた。しかし頂上付近は相変わらず風は強いようで、霧が新潟側から沸いてこちら側に吹き降りている。登山道には雪はないが斜面には残雪がある。ゆっくりと山の小屋まで下りて、休憩した。風に当たるとゆうのは以外に体力も消耗するようである。岩魚川林道を歩いているときには、時折日が差すほどであった。しかし、山の頂上付近を見ると雲が被っているし、相変わらず風も強いようである。昨日と違って、残念ながら天気に恵まれず仙ノ倉山まで行くこともできなかったがハクサンイチゲの見事な花畑を見ることができて、意外と満足している。
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