守門岳 大岳から守門岳(左奥)と青雲岳
新潟県長岡市
袴岳(1537m)、青雲岳(1520m)、大岳(1432m)
【登山日】 2003年 6月 9日
【登山コース】
二分登山口[7:07]→保久礼小屋[7:49]→キビタキ清水[8:22]→大岳[9:28]→青雲岳[10:30]→[10:44]守門岳(袴岳)[11:15]→二分登山口[13:11]
今日は平日休みなので遠くに遠征したと以前から思っていた。ヒメサユリが早ければ咲いているかもしれないとう淡い期待(ちょっと早すぎるか?)を抱いて守門岳に出かけることにした。天気は上々である。関越自動車道を飛ばして、小出インタを下り、小1時間で二分口登山口についた。
保久礼小屋 タムシバ ここからすぐに守門岳に登ることができるのだがピストンもつまらないので、林道を歩いて進み保久礼登山口から大岳へ登ることにする。二分の駐車場から舗装された林道を歩いていくと分岐に保久礼登山口という看板が立っている。分岐を右に曲がり進むと広い駐車スペースがある。ここから登山道らしい道となる。栃尾のほうから登ってくる林道と合流するところに保久礼小屋がある。かなり古くトイレの匂いが外にまで少ししていて、休む気にはなれない。そのまま進むと登山道は傾斜を増し、イワカガミ、ウラジロヨウラク、ツツジ、タムシバなどがの両脇にたくさん咲いていた。
大岳 ヒメシャジンの花 保久礼小屋からしばらく進むとキビタキ清水という水場に出る。飲んでみるとこの水はかなりうまい。この辺りには、アカヤシオが結構咲いていた。キビタキ清水から少し進むとすぐにキビタキ小屋に到着する。なぜこんなに近くに続けて小屋があるのだろうか。キビタキ小屋の方が保久礼小屋よりはきれいである。入り口には、ヒメシャジンの花が咲いていた。結構きつい登りを進むとやがて視界が開けてきて、大岳本体が見えてくる。少し傾斜が緩んでくると不動平と呼ばれるところに出る。ここから先はかなり雪が残っており、雪の上を歩きながら進む。天気がいいので暑いが雪の上は少しヒャとして気持ちがいい。やがて鐘と祠のある大岳頂上に到着する。眺めはこの頂上よりも少し進んだ残雪の上がいい。そこには先客が2,3組休んでいた。ここからは、これから進む青雲岳、袴岳(守門岳)が残雪を被って美しく聳えている。休んでいるとここは虫が多くて、沢山まとわりついてきて落ち着かない。
大岳頂上 大岳から一旦下り、雪の上を歩くと青雲岳に到着する。途中には雪の解けた部分にシラネアオイ、カタクリ、ゴゼンタチバナなどが咲いている。雪と花のコントラストが心地いい風景になっている。青雲岳の頂上付近は平らで湿原となっているがまだすっぽりと雪を被っていて雪原である。雪原の真ん中辺りに行くとそれほど虫も来ないので休憩した。青雲岳からわずかで守門岳の頂上に着く。ここは日当たりがいいせいか雪は残っていない。反対側には大白川から登ってくる道が見えていた。ここで昼飯にしたが、相変わらず虫がすごくて座っていることができず、歩きながらおむすびを食べた。本当にこの山は虫が多い。ガイドブックではもっと暖かくなると今度はマムシが多いとあった。まあ虫の方がましかもしれない。
青雲岳 カタクリの群生地 守門岳から青雲岳に戻り、帰りは二分口に直接下るコースを取った。途中にカタクリの群生地があり、見事なものだった。ひたすら滑りやすい長い下りを歩いた。途中に滝見台があったものの単調な下りでほとほとやになった頃登山口に到着した。どうも二分口から直接登るコースは、登るにしてもあまり面白くないようである。快晴と残雪の山に大満足の1日であった。
TOP 記録 2003
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