伊豆ヶ岳 伊豆ヶ岳頂上
埼玉県飯能市、横瀬町
伊豆ヶ岳(851m)、前武川岳(1,003m)、焼山(850m)、二子山雄岳(883m)
【登山日】 2003年 3月 9日
【登山コース】
正丸駅[7:15]→伊豆ヶ岳[8:35]→山伏峠[9:10]→前武川岳[10:20]→[10:35]武川岳[11:00]→焼山[11:55]→二子山雄岳[12:35]→芦ヶ久保駅[13:30]
前回に続いて奥武蔵の秩父周辺を歩くことにした。ガイドブックで見た伊豆ヶ岳が鎖場もあり面白そうなので出かけた。今日は、ピストンを避けるために芦ヶ久保駅に駐車し、電車で正丸駅に向かい伊豆ヶ岳に登るコースを計画して出かけた。しかし、秩父を過ぎて横瀬辺りからお腹の調子が悪くなりトイレを探しているうちに芦ヶ久保駅を過ぎってしまったようで、いつの間にか正丸駅の前に到着してしまった。そこでトイレを利用し、時刻表を見ると40分ぐらい待たないと芦ヶ久保駅に向かう電車も来ないので、帰りに芦ヶ久保から正丸への電車を利用することに変更した。折角、時刻表を調べてきたのに無駄になってしまった。(帰りに分かったことだが芦ヶ久保駅は秩父から来る道からかなり入ったところにあり、看板も目立たないもので、分かりづらかったようである。)
正丸駅登山口 駅前に自動車を駐車し、伊豆ヶ岳登山口という大きな看板をくぐり、階段を下りて舗装された道を登り始めた。最初は人家の中の舗装道路を進む。駅から同じような登山者が2名ほど先行していた。7:35 正丸峠、伊豆ヶ岳分岐舗装道路をそのまま進む正丸峠への道と杉林の中に入り込んでいく伊豆ヶ岳への分岐に着く。そこには大きな石があり、脇に祠のようなものが祀られている。今日は武川岳方面まで行くので伊豆ヶ岳に直接向かう道を進んだ。杉林の中の沢沿いの道を進み、やがて尾根沿いの稜線へ出る。途中に急な登りがあり、雪が残っているために少し滑るのでアイゼンを付けた。その後も頂上に向かうにしたがって雪も多く凍っている場所もあったので正解だったようである。
男坂 遠くに見える海 いくつか小ピークを越えて、伊豆ヶ岳頂上直下の男坂女坂の分岐に出た。男坂の鎖場には途中崩落の危険のある場所があるので通行禁止という看板が立っていた。そう長くはないがここの鎖場が伊豆ヶ岳のメインのようだったので残念であった。仕方なく、日陰になっているので雪の多い女坂を登った。すぐ後に私とは異なった方向から登って来たの単独行の人が続いていた。頂上はまだ低い日の光が差し込み、それが雪を美しく見せ気持ちいい。展望は周りに遮るものがなく最高である。周りの山座同定は、不確かにしかできなかったが、遠くに海らしきものが見えその手前には高層ビル群があった。どうやら東京湾のようである。山から海を見るというのは生まれて初めての体験で、しばし見入ってしまった。後から来た人は、僅かの時間で頂上を後にしてしまったので頂上独り占めとなった。
前武川岳 伊豆ヶ岳からぐんぐん下り、舗装された道路に当たる。ここが山伏峠である。道を渡ると武川岳への案内板が設置されていた。山伏峠から杉林と雑木林の境界に沿って武川岳への登りが続く。場所によっては雪が多くつぼ足となる箇所もあった。やがて境界からすべて周りが雑木林となった道を進むと前武川岳へと出る。ここは天狗岩方面との分岐にもなっているようで指導標が雪の上に顔を出している。前武川岳からは、これから登る武川岳方面の山並みも見えている。
武川岳 前武川岳から少し下り又登りあげると、前回登った武川岳の頂上に出た。前回来た時よりも天気がよく、周りの山々がはっきりと見える。今日登った伊豆ヶ岳や反対側には武甲山と大持山、小持山の稜線も見える。雪はあるが穏やかな山のせいか頂上には3,4組の人がくつろいでいた。ちょうどお腹もすいてきたのでここで昼食をとりゆっくりした。
焼山頂上 雪に覆われた登山道のアップダウンを繰り返して、焼山頂上に出た。ここから見ると武甲山の後ろに隠れていた両神山もはっきりと見える。遠くには赤城らしい山並みも見える。なかなか絶景である。再び雪道のアップダウンを繰り返し、芦ヶ久保駅に到着した。電車は10分ほど待つだけですぐに来た。電車に乗るほとんどの人は登山者のようで、私は次の正丸駅で降りたが、聞こえてくる話によると池袋まで電車で帰るようであった。結構長い距離であったが穏やかな雪道歩きはなかなか面白かった。
TOP 記録 2003
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