赤雪山、仙人ヶ岳、石尊山 仙人ヶ岳山頂
群馬県桐生市、栃木県足利市
赤雪山(621m)、仙人ヶ岳(663m)、石尊山(486m)
【登山日】 2003年 2月15日
【登山コース】
松田ダム駐車場[8:10]→[8:45]赤雪山[8:55]→[10:20]仙人ヶ岳[10:50]→松田ダム下降点[11:15]→松田ダム駐車場[12:15]

石尊山神社[12:47]→石尊山[13:38]→石尊山神社[14:24]

赤雪山、仙人ヶ岳


インターネットのHPで知った足利伝説の赤雪山へ今回は出かけた。赤雪山だけでは短過ぎるので仙人ヶ岳と組み合わせて周回する事にした。最後、犬帰しの手前から松田ダムへ降りる道はガイドブックにはなく、HPの知識だけだったので不安を感じながら出かけた。もし分からなかったら猪子峠まで降りて車道を戻ればいいやと楽観してコースを決めた。
松田ダム 桐生の市街地、石尊山登山口、猪子峠を通り、トンネルを抜けて、松田ダムを目指していった。赤雪山の登山口は松田ダムから2箇所あるらしく、そのうちの坂を登り上げたところに見晴らしの東屋のある駐車場に停めた。ここには足利伝説の書かれた総合案内板があり、主たる登山口のようである。登山口の脇には椿のような花が咲いている。雪はどこにもないがまだ真冬で寒い。
赤雪山頂上 最初は荒れた沢のような道を登り、やがて植林の杉林に入る。しばらく進み体が暖まってくると名草の方へ繋がる長石林道との合流点である鞍部に到着する。そこから尾根伝いに進み、日当たりの良い木の階段を登るとすぐに赤雪山頂上に着く。頂上には、もう数名の年配者のグループが休んでいて、女性の声が賑やかである。私が到着するとこのグループはすぐに出発し、頂上独り占めとなった。頂上からは雪で白く輝く男体山を中心に日光連山がきれいに見える。またこれから行く仙人ヶ岳方面の見晴らしもいい。よく見ると日光白根山も見えるではないか。こんな簡単に登れるわりには眺望のいい山である。
仙人ヶ岳から見えた男体山 赤雪山から仙人ヶ岳へは何度か直角にコースを曲がったりする場所があるが、それぞれに小さな案内板がついており間違うことなく行くことができる。アップダウンを幾度か繰り返してやがて、最後の急な坂を登ると猪子峠からの登山道に出る。そこからすぐに頂上手前の小学生の作った看板が立てられた広場に出る。ここは頂上のように見えるが違い、その先に頂上はある。仙人ヶ岳頂上には大きな看板が立てられている。その後には日光連山と日光白根山がここからもよく見える。ここで少し早いが昼食をとった。ここには先に数人のグループがいたが後からも何人か登ってきており、広いが賑やかな頂上で ある。あまり賑やかな雰囲気が好きではないので、早々に食事を終えて引き上げた。
松田ダム下降点 山頂から少し降りかけたところで、二人の登山者が話しているのを聞くとどうやらこの道の途中から松田ダムへ降りることができるようである。しかし、HPで見た場所とは異なるようである。まあ降りながら様子を見ようと考えて、出発した。山頂から熊の分岐まで降り、昨年行ったことのある生満不動方面ではなく、犬帰し方面へ向かった。先ほどの登山者の話では松田ダムが見える辺りに下降点はあるらしいので、尾根伝いの道をどんどん進んだ。やがて松田ダムが谷間にきれいに見える見晴らしのいい場所に出た。そこには金属製の手作りの案内板が設置されていた。この案内板によれば大規模に伐採している松田ダム方面の斜面を尾根伝いに降りるように矢印がある。見た感じ降りられそうなのでここを下降することに決めた。
松田ダムから見た仙人ヶ岳縦走路 下降点から尾根伝いにしばらく降りると伐採された木の枝などが尾根上に山積みされている場所がありそこを左に迂回すると伐採のための作業道が螺旋状にあり、それに沿って降りた。この道は松田ダムの谷より尾根ひとつ左寄りの谷にに降りていくようである。この急な道は、きっと野山林道に繋がっているのだろうとを少し降りる。すると大きな音を立てて木の伐採作業をしているようで、重機などがありどうも通れないようである。しかたなく戻り、尾根の上に上がり尾根沿いに踏跡があるのでそちらに進んだ。しばらく行くと木が伐採された後の裸の急斜面がある。木の切り株がたくさんある。下に向かっては、はっきりとした踏跡が続いている。下からも登山者が登ってきている。どうやら正解の道だったようであった。この急な斜面を下ったところは林道の終点で少し広くなっていた。奥の方には今日で最後のハンターが猟銃を持って休んでいた。(狩猟期間が今日で終了する)後は林道に沿って下っていくと松田ダム奥のキャンプ場手前に出た。ダム周りの舗装道を歩き駐車場に戻った。ルートファイティングというほどのことはないがガイドブックにない道を降りた小冒険はなかなか面白かった。

石尊山


石尊山山頂 マンサク 猪子峠から石尊神社まで自動車で移動し、神社に駐車し出発した。登りはじめに大きな女人禁制の石塔があった。今は女性の登山者もいるようだし、いつごろまで女人禁制だったのか。また、八丁、九丁目という石塔があり、しばらく行くと二十五丁目という石塔もあった。記憶は定かではないがどこかの山には百丁目ぐらいまであったような気がする。登山道は松の生えた岩尾根に出ると眺望が開けてくる。途中にはネットの情報通りにマンサクが咲いていた。さすがに疲れたので深高山には行かず、来た道を戻った。
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