武尊山 武尊山より前武尊方向の稜線
群馬県みなかみ町、片品村
剣ヶ峰山(2,020m)、武尊山(2,158m)
【登山日】 2002年10月14日
【登山コース】
キャンプ場[6:30]→高手山[7:05]→西峰[8:40]→剣ヶ峰山[9:15]→[10:15]武尊山[10:50]→剣ヶ峰山[11:45]→西峰[12:10]→高手山[13:23]→登山口 [13:47]
車の運転をあまり長くしたくないのと因縁のある武尊山に秋に行ってみたいと思い。高手新道から登ってみた。朝、5時半に家を出る。沼田インター横から川場スキー場方面に向かっていくと大きな駐車場とキャンプ場に入るゲートの閉ざされた道があった。そこには武尊山登山口となる川場キャンプ場ピクニック緑地という大きな看板が立っていた。
高手山から見た進行方向 キャンプ場入口はゲートが閉じており、その横をすり抜けて、舗装された道をキャンプ場に向けて登る。10分ほどで登り切るとキャンプ場の管理棟やバンガローなどがたくさん建っている。管理棟横に登山届を出すポストと案内板がある。ここが登山口のようである。しかし、その上に登ったところにもまだ宿泊棟の大きな建物があり、そこからしばらく登ったところにも平らになったキャンプファイアーでもするような広場がある。さらに上の利根水系薄根川武尊高原雨量観測所などという建物の横にもトイレと休憩所をかねたような建物があった。ここまでで登りはじめてもう25分過ぎていた。多分このコースは赤城国体のときに開かれたものとガイドブックにあったので、そのための施設が残っているのではないかと思った。キャンプ場の施設群をやっと抜け出したと思ったらもう高手山の頂上に着いてしまった。入口の駐車場に1台だけ相模ナンバーの車が止まっていた。その持ち主らしき先行者にここで追いついてしまったようだ。挨拶を交わし追い抜いていく。このあたりは進行方向右に景色は開けているものの灌木に囲まれて北の眺めはあまり良くない。
剣が峰山の岩壁 しばらく平らな笹原を進みやがて下り始める。下りきったところから樹林帯の中のジグザグな登りとなり、やがて右の景色が開けて川場スキー場のリフトが見える。しばらくの間スキー場に平行して登り、最初のピークに到着すると左に鬼岩の岩峰が見え、右のほうには川場スキー場リフトの最高点とその後ろに剣が峰山の岩壁が見える。そのあとアップダウンを繰り返しやがて西峰に到着する。この登山道は国体で整備したせいか、500mおきに案内板があり、所々に少し朽ちてはいるがベンチとテーブルがある。今日はいい天気なのだが剣が峰山の山頂や右の方にあるはずの前武尊から中ノ岳への稜線もガスに被われて見えない。北風もかなり強く、このせいで頂上付近にガスがまいているのかもしれない。剣が峰山への急登を上りきると頂上手前は笹原になっている。頂上の直下にはどちらでもいいところに鎖が下がっていて、それを登ると頂上である。南北に長い頂上で、先ほどからのガスで何も見えない。つまらないので通過して、武尊山へ向かう。急で湿った沢のような道を下ると武尊神社からの道に合わさり、武尊山への道へ向かう。
稜線 ヤマトタケル像 剣が峰山から武尊山まで気持ちの良い尾根歩きを続けているとだんだんガスが途切れてきてどちらの眺めも良くなってきた。何度きてもここの稜線歩きは魅力的である。武尊山直下の上りは急で平たい板のような石がたくさんあり、足もとられるし後ろに落とさないようにも気を使う歩きにくい道だ。前武尊や武尊牧場からの道と合わさるとすぐ山頂となる。相変わらず人気の山でもう数組が休憩していた。山頂写真を撮ってもらった単独行氏と話をしながら昼食をとった。辺りの眺望は少しましになったとはいえ至仏山や谷川方面はまだかすんでいる。少しガスが切れたところで周りの景色を写真に収め下山することにした。今まで前武尊の大和武尊は見たことがあったが牧場方面から登ったときの頂上直下の大和武尊は見たことがなかったので少し牧場方面に下り見物した。思っていたよりもかなり小さいものであった。帰りには玉原湖も見えてだいぶ天気は回復してきた。今回は体力的に大変なコースとガイドブックにあったが意外と疲れずに歩きとおすことができた。ペース配分がうまくいったのと最近のトレーニングが功を奏したのかもしれない。
TOP 記録 2002 群馬百名山 群馬300山
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