黒姫山 小黒姫山(御巣鷹山)
長野県信濃町 標高 2,053m
【登山日】 2002年 8月 6日
【登山コース】
スキー場登山口[6:40]→望湖台[7:20]→姫見台[8:10]→越見尾根[8:20]→黒姫乗越(七合目)[9:10]→しらびそ平(八合目)[9:20]→峰の大池[10:20]→[11:30]黒姫山[11:00]→ひかりごけ(八合目)[12:10]→弘法清水上(二合目)[14:40]→登山口[14:40]
黒姫高原に来たので、昨日の飯縄山に続いて黒姫山に登ることにした。朝、5時半に目覚める。早速したくをして出発である。朝食はめんどくさいのでウィダーインゼリーで終わりとする。天気は少し雲はあるものの青空も見えていてまあまあだ。登山コースは宿から歩いていける小泉登山道を登り表登山道を下ることにする。
スキー場より見た黒姫山 野尻湖 冬はスキー場のゲレンデとなる牧草地のような斜面をリフトに沿って登っていく。朝露に草が濡れておりすぐに靴が濡れてきてしまった。(靴は昨日登山靴が濡れたので普通の運動靴である。)ゲレンデを登り少しずつ高度を上げていくと後ろに野尻湖が見えてくる。その後ろには斑尾山も見える。やがて夏でもリフトで上がってこられる望湖台という展望台に到着する。ややガスっているが景色を楽しみ今日最初の休憩を取る。
姫見台 オオバギボウシ 姫見台まではゲレンデをジグザグにひたすら登り続ける。この登りは単調できついし、ゲレンデを登るということも面白くないし、その上霧が出てきて近辺しか見えないという最悪の道である。ただヤナギラン、シシウド、ヤマブドウなどたくさんの花が咲いていることが唯一のなぐさめである。やがて最高点のリフトの降り場をすぎて樹林帯の中に入ると「姫見台」という看板とコンクリートで固められた石の塊にに小泉函道と書かれたプレートがはまっていた。霧で頂上方向は見えない。樹林の中の道は、大きな岩がごろごろしていて、その上には湿気っているせいかコケが生えている。そんな道を登っていくと越見尾根という看板に到着する。
火口原 越見尾根からしばらくで樹林の植生が変わりやがて黒姫乗越というところに出る。ここから直接頂上へ行く道と火口原へ出る道の分岐となる。せっかく登ってきたし、時間もあるので火口原へ出てから頂上に行く道を選ぶ。しらびそ平からすぐに樹林帯が終わり、火口原に出る。黒姫山が噴火したときにできたものらしい。左には黒姫山、右には小黒姫山が青空を背景として見える。火口原は笹原でとてもきれいでところどころに水が枯れているようであるが池塘のような所も見られる。こちら側をまわってよかったと思った。やがて頂上への分岐から少し進んだところに峰の大池がある。小黒姫山の樹林の緑を背景にきれいな池である。
黒姫山山頂 火口原から樹林帯の急登を登ると大橋から登る西登山道と合流する。西登山道は戸隠方面から近く、ガイドブックではメインのようである。小泉登山道は姫見台から下がスキー場で興ざめなのでこちらから登ればよかったかなとも思った。今度登る機会があれば挑戦してみよう。頂上は、大きな石があり、その上に石の祠がのっている。真上には青空が見えているが周囲はガスに覆われて何も見えない。昨日登った飯縄山、戸隠山、妙高山などが見えるはずなのだが残念である。妻にも無事を連絡する。
日ノ出石(五合目) 帰りは表登山道を下山した。九合目はわからなかったが八合目に「ひかりごけ」という看板があった。辺りの穴をのぞいたがそれらしいものは見えなかった。時期が悪いのかそれとももうないのか分からない。表登山道には、途中に『ひかりごけ(八合目)』、『ぶな林帯(六合目)』、『日ノ出石(五合目)』、『七曲り上(四合目)』、『弘法清水上(二合目)』と名前と看板があった。表登山道は雨で掘れて荒れたところもあった。あとで情報を調べるとあまり利用されていないようであった。持って行ったガイドブックにも詳しく載っていなかったので予定した所よりかなり下まで降りてしまったようだった。宿で貰った案内図を置いてきてしまったのがいけなかったようだ。舗装された道路を歩き、ペンション街を抜けて黒姫高原スキー場に着いた。
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