谷川岳 谷川岳
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町
トマの耳(1,963m)、オキの耳(1,977m)、一ノ倉岳(1,974m)、茂倉岳(1,978m)
【登山日】 2002年 7月12日
【登山コース】
厳剛新道登山口[6:40]→第1見晴[7:30]→西黒尾根ガレ沢の頭[8:50]→ザンゲ岩[10:00]→[10:20]トマの耳[10:35]→オキの耳[10:45]→一ノ倉岳[11:45]→[12:15]茂倉岳[12:45]→肩の小屋[14:15]→熊沢避難小屋[15:00]→天神平[15:27]→登山口[16:00]
おとといの台風のせいで、苗場山へ行く予定であったのだが急遽谷川岳に変更となった。以前から登山道は厳剛新道からと考えていたので登山ルートなどについては十分研究済みである。
マチガ沢 ショウキラン マチガ沢まで車で入り、支度を整え登山道に向かう。登山道はおとといの雨のせいか川のようになって流れていた。天気は良く暑い。マチガ沢にはまだ残雪が残り涼しそうである。マチガ沢の残雪の上の方にはガスがかかっており、谷川岳の頂上は望むことができない。暑く、樹林帯の中を歩いたせいか汗がたくさんでる。きつい登りを進むと、第1見晴にでる。ここは、マチガ沢がとてもよく見え絶好の休憩ポイントである。近くで、はじめて鍾馗蘭(ショウキラン)を見つけることもできた。
白毛門、笠ヶ岳、朝日岳 西黒尾根 何カ所かの梯子と鎖場と急登を過ぎて樹林帯を抜けて尾根にでるとそこが西黒尾根ガレ沢の頭という西黒沢コースとの合流点である。これから先は岩場の急な登りである。今日は暑いせいかコースが急なせいか疲れ気味である。反対側には白毛門や笠ヶ岳などがきれいに見えてきている。今日は天気はすばらしい。
肩の広場手前 オキの耳 急な岩場を花を見ながら休み休み登りあげていくと何人かに追い越されてしまった。その中の1人が私と一緒に登りたがっているのだが彼の方が明らかに体力がありペースがあわない。しかし、彼はその後も付いてきて下山までほぼ一緒になる。(この経験を通して、単独登山がいいと再確認した。)氷河の跡、ざんげ岩などをへて傾斜がゆるむと肩の広場に着く。まずはトマの耳に登る。頂上には今まで追い越した人など3,4人が休んでおり、少しの時間談笑し情報収集した。平日のせいかあまり多くの人はいない。ここでしばらく休む。今日は谷川岳までの予定であったが、先ほどの同行したい人(深谷市から来たとのことである)の勧めで茂倉岳まで行くことにする。眺めは最高で先ほどのガスも晴れ、万太郎山から仙ノ倉山そしてその向こうの苗場山までクリアに見える。疲れてはいたがこの天気の良さに誘われて彼と一緒に行こうと考えた。
オキの耳山頂 一ノ倉沢のぞき トマの耳からオキの耳にいく。こちら側にはもう誰もいない。ロープウェイの始発時間などを考えるとまだここまであまり人は来ていないようだ。ここから稜線づたいに一ノ倉岳へ向かう。途中の一ノ倉沢のぞきは、すごい高度感である足下がすうすうする。結構急なアップダウンを繰り返し、ついに一ノ倉岳の頂上に達した。この調子ならば後は稜線伝いの茂倉岳まで大丈夫と思い、そのまま通過した。
茂倉岳山頂 途中の気持ちいい稜線歩きを経て、茂倉岳に着いた。台風の影響で茂倉岳から土樽に降りる道は不鮮明になっているという話をすれ違った人から得た。まあ列車の時間から見ても無理だが。2人で昼食を食べていると新潟県側からガスが吹き上がって来て、内側にも降りていった。全体的に見晴らしが悪くなってしまった。同行氏と別れるためにやや彼よりも早めに出発した。オキの耳の手前で私より15分後にでた同行氏に追いつかれた。明らかにペースが違う。しかし、またここから同行した。肩の小屋に着いたときには辺り一面ガスだらけで何も見えなくなってしまった。肩の小屋の内部を眺めていると霧も晴れてきたので、天神平に向かって下山を始めた。
天神尾根 同行氏を先にやりやっとマイペースで下山する。下りとはいえ今日は暑く予定以上の行程に少々疲れ気味である。天気が良かったせいか腕や首は日に焼けて少々痛い。15:27に天神平ロープウェイ駅に到着した。暑くて途中で水を飲みきってしまったのでロープウェイ駅で高いお茶を500ml買うとほとんど一息で飲み干してしまった。ロープウェイで下まで降りて、そこからマチガ沢の駐車場まで30分ほど歩いて行った。
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