平標山
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町 標高 1,983m
【登山日】 2002年 6月10日
【登山コース】
元橋駐車場[7:00]→平元新道登山口[7:40]→平標山の家[8:40]→平標山[9:20]→[10:00]仙ノ倉山[10:20]→平標山[11:00]→元橋駐車場[12:40]
今日は日曜勤務の代休で、今頃の平標山がいいという話を聞いていたので、早起きをして出かけた。朝5時に起床したときには、全天曇り空で天気に不安を感じながらの出発となった。国道17号線をひたすら進み、苗場プリンスホテルの横を通り過ぎ、三国小学校の前まで順調に進んだ。最後に登山口付近の駐車場の場所が分からず、少し迷ってしまった。身支度を整え、さて出かけようとするとデジタルカメラがうまく作動しない。ということでなんやかやと30分ほどいろいろやってみたが、だめという結果であきらめて出発した。その頃には、天気は良くなり気温も上がり始めた。せっかくいい天気になってきたのに写真が撮れないなんて!
出発しようとしていると年配の女性の5,6人が松手山登山口から登山を始めようとしていた。平元新道からの方が楽だときていたのでそちらからと決めていたが、彼女らを見て少し対抗意識が芽生え松手山からとも考えたが、デジカメの件もあり今日はあまりついてないのだからと予定通りのコースで出発した。ガイドブックやその他の資料には1時間ぐらいで登山口に着くとなっていたが、どうも平らな道を歩くのは早いのか40分ほどで登山口に着いた。登山口付近で水を確保している登山者がいた。いよいよ噂の長距離 木道歩きに突入した。
天気も良くなってきて気温もぐんぐんあがり始めた。林の中では、ハエのような虫が周りをぶんぶん飛び回りうっとおしくてしかたない。えんえん続く木道を汗をかきながら登ると少し見晴らしが良くなり、向かい側の残雪の残る苗場山や噴煙たなびく浅間山などが見えるようになってきた。やがて登り切るとそこに平標山の家があった。ここから平標山や仙ノ倉山の気持ちの良さそうな稜線を眺めながらベンチで一休みした。小屋の横には水場があり、「自己判断で・・・・」(・・・は忘れてしまった)と書かれた張り紙がしてあった。これが馬鹿な登山者とのトラブルで一時期飲めなくなってしまった水場かと納得してしまった。山の家から木道というよりは木製の階段という方が相応しい道を頂上に向かって登り始めた。天気も良く花もちらほらと咲き始め、時々気持ちいい風の吹く階段を残雪や笹原を眺めながら歩いた。私は笹原のこんな稜線が大好きで、ましてやこの天気もう最高の気分である。木道はあたかも天まで続く「天国の階段」である。途中には仙ノ倉への現在歩行禁止の登山道と標識があった。こんな気持ちいい道のせいかあまり疲れを感じずに頂上に着いた。頂上からの眺めは、強い風のせいか南側の山々はほとんどが見えた。遠く富士山も確認できるほどであった。こんないい景色と気持ちのいい稜線をデジカメに収めることができないなんてと自分に愚痴をこぼした。
平標から仙ノ倉までの稜線には、シャクナゲを始めいろいろなはが咲き始めていた。少々風は強いものの楽しい気分でここもすぐに歩いてしまったような感じである。(最高の山行きかも?)早い昼食を取り、山名盤で山座同定した。登山口であった女性の集団を含め、5,6組が休んでいた。花の季節であり人気の高い山のようである。登りとはコースを変えて松手山から下山することにした。久しぶりに下山がすごく疲れた。尾瀬の至仏山から山の鼻に降りる道と同じくらい疲れた。下山道はがガレて急なところが最初の方にあり滑り落ちそうになるし、松手山の頂上から先は、17号線の自動車の騒音が聞こえ見えているのだが下っても下っても全然近づかないという感じですごく疲れた。天気と時期に恵まれとってもいい山歩きだったが最後に疲れてしまった。
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