岩櫃山 岩櫃山の頂上岩峰
群馬県中之条町 標高 795m
【登山日】 2002年 6月10日
【登山コース】
密岩登山口[11:25]→コルの分岐[11:45]→天狗の架け橋[12:00]→岩櫃山[12:30]→赤岩コース分岐[13:00]→密岩登山口[13:45]
今年最初の登山は、王城山に登ろうと出かけた。しかし、王城山の登山口で鉄砲を担いで犬とともに入山していく狩猟者を見て何か怖くなって、場所を岩櫃山に変更した。郷原の駅からごつごつとした岩肌の岩櫃山がよく見える。密岩登山口を目指して自動車で入るが道は細く、分かりづらい。道を歩いていたおばあさんに聞くと畑と山林の境に登山口があった。自動車は、2,3台駐車するといっぱいになってしまうような広さの登山口付近に止めた。
天狗の架け橋 登山口には、少し雪も見える。密岩登山口という標柱の隣には、冬季登山禁止と書いてあったが、片目をつむり登山開始である。ガレて急な斜面を登っていくと鎖やはしごが途中にあった。梯子を上り、鞍部に達すると日陰のせいかかなりの積雪があった。しばらく登ると岩場と鎖の連続となる尾根道となった。足元に雪は残っており、慎重に足場を選びながら進んでいった。やがて、天狗の架け橋との分岐に達した。さすがにここは迂回路を通り通過した。周りはひらけ、見晴らしが良くなった。空気も澄んでおり、遠くの雪をかぶった山々がとてもきれいだ。
岩櫃山頂上 頂上から見下ろした集落 天狗の架け橋から先は南向きの尾根となってあまり雪もなかった。胎内くぐりを経て、頂上直下の分岐まで来ると頂上までは雪に覆われ2本の鎖のたれた岩場である。少し怖い気もしたが鎖にしっかりつかまり頂上まで登った。思ったとおりのすばらしい眺望である。里にも雪は残っており、中之条や吾妻町の畑や家並みも美しい。
赤城方面の眺め 雪に埋もれた案内板 登ったのとは反対方向に進み下山を始めると日陰の谷間のせいかかなりたくさんの雪の中を下る。しばらく行くと赤岩コースの分岐に着き、赤岩登山口を目指して下山する。赤岩登山口を目指して下山したのだが途中から道に迷ってしまった。一息入れて現在地を確認していると真下にカモシカが現れて道に迷った私を哀れというような目で見ていた。すぐにふもとの家の竹林に達して道に出た。しばらく歩くと赤岩登山道という案内板があった。少し畑の道に出る場所がずれただけのようであった。駐車位置に戻るともう1台自動車が止まっており、私以外に物好きがどうやら登っているようである。少しスリルがあった楽しい初登山となった。

嵩山 大天狗頂上
群馬県中之条町 標高 789m
【登山日】 2002年 6月10日
【登山コース】
東登山口[14:26]→大天狗、小天狗分岐[14:37]→大天狗頂上[14:56]→小天狗頂上[15:36]表登山口[15:59]
今年の初登山は、岩櫃山だけでは物足りず、近くの嵩山にも登ることにした。親都神社までの道路には雪がまだかなりあり、スダッドレスタイヤでないと滑りそうな坂道であった。親都神社に到着するとその前に公園と公共施設があり、ここが登山口となっている。
大天狗岩場の鎖 ここから東登山口を登り、表登山口から下山する予定で出発する。まだ雪がたくさんいろいろなところに残っている。まずは白木の鳥居をくぐり登山道に入る。途中にはこの山は地元信仰の山なのでロッククライミングは遠慮してくださいという看板があったが、この鳥居を見るとうなずける感じがする。最初は、気に囲まれたひかげ道で寒い。やがて、休石というところを経て、大天狗、小天狗の分岐に到着する。今回は、まず大天狗に登ってから小天狗方面へ行くことにする。
大天狗から見た中之条の町 大天狗頂上の祠 分岐からしばらく登ると東屋のある鞍部に到着する。途中には小さな石仏に二十番台の番号がつけられたものがたくさんある。特に、一升水という場所は洞窟のようになっていて複数石仏があった。鞍部から大天狗へ登っていくと松の生えた岩場となり鎖が下がっている。この鎖はあれば便利かな程度で危険はない。これを登ったところが大天狗の頂上である。中之条の街中から見ると嵩山は左右の端に角あるいは耳のようにとがって見えるところがある。この向かって右側が大天狗であり、左側が小天狗である。とがった先端の位置でその上、岩場なので周りに大きな立ち木がないので眺望はなかなか良い。榛名山やその前の吾妻川、四万の奥のほうの上越国境の山などが雪をかぶり、きれいである。
小天狗のポスト 小天狗頂上の祠 大天狗を後にして分岐まで戻り今度は中天狗、無情の平などを経て、小天狗に登る。小天狗も大天狗ほどではないが岩場の登りである。頂上標識には家庭用のポストが設置されていた。中には記名帳が入っていた。ここも展望がすばらしく、しばらく眺め表登山口に降りた。
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